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大腸内視鏡検査（大腸カメラ）の準備

大腸内視鏡検査（大腸カメラ）の検査を初めて受ける方にとっては、どんな検査なのか、不安な方も多いと思います。大腸がんを早期発見するために、大腸内視鏡検査（大腸カメラ）の検査が大きな役割を果たしています。そこで今回は、大腸内視鏡検査（大腸カメラ）の検査を受けるにあたって、事前にどのような準備が必要なのか、事前の食事や内服薬などの注意点などをご説明させて頂きます。

・検査前の食事の注意点

大腸内視鏡検査（大腸カメラ）の検査は、大腸の中が綺麗であればあるほど、病気が発見しやすくなります。検査前に下剤を使って腸内を綺麗にはしますが、実際にカメラで腸内を見てみると、食べ物が少し残っているというケースもあります。食べ物が腸内に残っている状態だと、病気の発見の妨げになる可能性もあり、検査結果に影響が出てきてしまいます。検査予約時にも、クリニックから説明されることもあるとは思いますが、前日の20時くらいまでには、食事を済ましておくよう指示があります。また、なるべく消化に良い食品を食べるようにしていただくことも大切です。

 

・控えた方がよい食べ物

繊維質の多い食材は腸内に残ってしまう可能性が高いため、できるだけ摂取するのは控えた方が良いです。では、具体的にどのような食べ物を控えた方が良いのかを下記にてご紹介させて頂きます。

〇野菜

野菜は消化されずに腸内に残ってしまう事が多いです。

〇こんにゃく

あまり大量に食べるものではないので、検査の際にどかす事も出来ますが、なるべく摂取するのは控えるように心がけてください。

〇キノコ類

キノコ類もどかして観察することは可能ではありますが、内視鏡が詰まる恐れがありますので、なるべく摂取するのは控えるように心がけてください。

 

上記で説明させて頂いた食材はなるべく控えてください。また、上記以外でも脂の多い食品も消化に時間がかかってしまうため、摂取するのは控えましょう。排便状況はあくまでも個人差はありますが、腸内に食べ物が残っていると検査結果に影響が出てしまいますので、脂の少ない食材やうどんなど、なるべく消化に良いものを食べるようにしてください。

 

大腸内視鏡検査（大腸カメラ）の内容

下剤で大腸をきれいにし、食べ物がない状態にしてから、細いチューブの先端に高性能のカメラがついたものを肛門から奥まで挿入します。全大腸において異常が無いかを直接観察して確認する検査になります。検査時間は10～30分程度で終わります。

 

・大腸内視鏡検査（大腸カメラ）で分かる病気

〇大腸がん

〇早期大腸がん

〇進行大腸がん

〇大腸ポリープ

〇虚血性大腸炎

〇大腸脂肪腫

〇直腸カルチノイド

〇大腸憩室症

〇潰瘍性大腸炎

・・・等々

 

大腸内視鏡検査（大腸カメラ）では、このような病気が分かります。早期発見できれば完治できる可能性もあります。40歳を過ぎると大腸がんのリスクが上昇しますので、一度大腸内視鏡検査を受ける事をおすすめします。

 

大腸内視鏡検査（大腸カメラ）を受けた方がよい方とは

大腸内視鏡検査（大腸カメラ）を受けた方がよい症状は下記になります。

・慢性的な腹痛

・便秘や・下痢

・便が細くなった場合

・血便・下血

このような症状が出た場合は、病気のサインであることが多いですので、大腸内視鏡検査（大腸カメラ）の検査を受けてください。

 

大腸内視鏡検査（大腸カメラ）の患者の負担額

大腸内視鏡検査（大腸カメラ）の費用は、使用する薬剤や時間外対応によって、費用が前後する場合もありますが、自己負担費用はおおよそ3,000円～13,000円程度になります。（自己負担率によって金額は変動します）。事前の診察代や血液検査などは別途費用がかかります。また、ポリープがあった場合、ポリープの摘出箇所によっても費用は変動してきます。

 

まとめ

今回は大腸内視鏡検査（大腸カメラ）とはどんな検査なのかを、検査内容や事前準備などをもとに紹介させて頂きました。40歳をこえると、大腸がんのリスクが上がっていきます。特にがんの死亡率を見ると女性の1位は大腸がんとなっています。大腸がんは早期発見をすることで感知できる可能性もありますので、しっかりと検査を受けていただき、がんの予防に努めていただけたらと思います。名古屋市天白区で内科、消化器内科、アレルギー科、小児科をお探しならばんのクリニックにお任せください。